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ベンチマーク企業訪問会に参加して

昨日の経営相談委員会のベンチマーク企業訪問会「ベンチマーク企業から歴史・志・強み、最先端技術を学ぶ」に参加した感想を報告します。

今回訪問させて頂いたベンチマーク企業は、小樽の北海製罐(株)小樽工場さんでした。

創業92年、小樽市の市制がスタートしたのが1922年ですので、まさに小樽市の歴史と共に歩んできた企業さんでした。昭和10年に建てられたという事務棟は、会議室、応接室共に歴史を感じる重厚な雰囲気でした。

手前が事務棟、奥が本工場(事務棟が竣工した当時、事務棟の写真左横は海岸だったそうです)

事務棟の廊下(応接室が應接室と書かれていました。)

当時の雰囲気そのままの應接室と、応対してくれました江川工場長

工場の中を見学させて頂きましたが、歴史ある古い建造物ですが掃除が行き届き、とてもキレイな工場である事に驚き、歴史的建造物を丁寧に大切に利用されている様子が伺えました。

また、1日に4回鳴るサイレンは小樽中に響く程の音量との事で、昔はそのサイレンを聞いて社員さんが出社するなど、小樽市民の時間管理の役割を担っていた様です。小樽市民の多くが務めていたのですね。

サイレンは大変大きな音量ですので、市民の方からは迷惑だという声から廃止も検討された様ですが、小樽市民の圧倒的な支持を受けて今もなお小樽に時を知らせてくれていました。

小樽の時を知らせるサイレン(本工場屋上)

92年の歴史の中で、昔は保存食の主流だった缶詰が、冷凍技術や流通の進化など時代の変化によって需要が低下する中、独自の技術や市場性を見極めて変化し、成長を続けられてきた結果の92年だったのだと思いました。

※JTの缶コーヒーのRootsのくびれた缶は、北海製罐(株) さんが開発された製品の様です。

以前、京都のお客様の希望で、ニッカウイスキー余市蒸留所を伺った際、たった一人でスコットランドに渡りウィスキーの作り方を学び、1934年に余市の地で始めた蒸留所が、80年経った現在も現役で稼働し、当時の文化を今に伝えている様子に感銘を受けましたが、今回の北海製罐(株)さんにも同様の感銘を受けました。

企業が永く続く事で、日本の良き伝統も共に継承されていく、そんな会社であり、仕事を目指して行きたいと思いました。

本当に良い学びの機会を頂き、感謝申し上げます。私も次回を楽しみにしております。

ありがとうございます。

北海製罐(株)工場屋上からの眺め(1)

北海製罐(株)工場屋上からの眺め(2)